「社食」というのは「社員食堂」を略した言葉です。ちなみに社食を福利厚生の一環としてサービスを提供している会社は100%ではありません。ない場合は社員は自分でお弁当を持参するか外食で昼をまかなうなどの手段を取らなければなりませんが、おおむね社食をサービスで提供してくれる点については社員から高評価の声が多いという実態は見逃すことは出来ません。そもそも昼食というのは毎日とるものですので、それを自分のデスクと同じビル内(もしくは敷地内)でサービスとして提供してもらえれば便利だと考える社員が多いのは妥当と言えるでしょう。

また、福利厚生ということでメニューの料金を安くしてくれていれば社員としてありがたみを感じることは当然です。ただ、近年は業績不振に伴うコストカットの観点から、社食を廃止する企業も増えています。エピソードとして会社の周りに飲食店がほとんどない会社がある時、「社食廃止」の方針を出したことがありました。仕方なく社員はコンビニ弁当や自分で作ったお弁当を持参するようになりました。

ただある時社長が、「我が社は木材を大事にするために割りばし廃止に賛同し、社員に「マイ箸」を渡します。これに賛同いただける社員の方はそのマイ箸で昼食をとってください」と呼びかけたのです。この時の社員の反応は、「うちの社長は社員より木材の方が大事なのか?」と冷ややかなものでした。食堂を廃止したにもかかわらず箸を配るのですからこの反応は当然といえば当然ですね。

この話を聞いて経営者のあるべき姿を認識される方はいらっしゃるでしょうか?社食のサービスのことならこちら