会社員だと毎日、12時から1時の間は休憩時間となるものです。この時間の間に昼食を済ませるのが基本で、多くの方はコンビニやファストフード店、または自宅から持参したお弁当を食べていることでしょう。100人以上の従業員を有する企業であれば、施設内に社員食堂を完備しており、そこで食べることも可能です。この社食と呼ばれるサービスは、厚生労働省と労務局によって設置を義務付けている施設となります。
そこでここでは、社食サービスの概要と福利厚生のつながりを簡単に解説をしていきましょう。まず社食は1食あたり300円前後で購入できる食事があるところで、定食スタイルで商品を提供しています。300円で食べ物を手に入れられるには破格な値段だと思われるでしょうが、それは事業者が80パーセントの割合で費用を負担をしているからです。日本では福利厚生サービスは労働者が必ず受けられるものとなっており、衣食住のうちの食と住まいが当てはまる項目です。
福利厚生には健康増進という運動項目もあり、それが食にも結び付いています。社食は労働者にとってとても大切なもので、1日9時間以上もの業務を円滑にすすめるには、必ず食事をとらないといけません。1979年に制定をされた労働基準法では、600キロカロリー以上のエネルギーを含む食べ物を事業者は必ず用意をすることと取り決めています。今でもこの義務は生まれており、それが社員食堂という設備がある理由です。
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