大企業では働き方改革も進んでおりワークライフバランスも重視されていることからサービス残業を強いられるというようなことはありませんが、日本の多くの企業は中小零細企業が占めており、上司の圧力などによって暗黙の了解でサービス残業が常態化している会社や上司の無茶な要求に逆らうとパワハラを行ってくるような職場も存在します。しかし、今の時代にそんな働き方を推奨している会社があればすぐに悪い噂がたちますし、パワハラを行っているような上司のいる職場はSNSに晒されるリスクもあるため会社にいる古い考え方の社員もコンプライアンスを守らざるを得なくなっていますから、インターネットが普及していなかった時代と比べると現代の方が働きやすくなった面もあります。半面、インターネットが普及したことによりリモートワークやテレワークが可能になったことで、同僚達とのコミュニケーションの場もなくなりつつあり、そういった働き方に馴染めない人たちの中にはメンタル面や健康面で不調をきたす人も出てきています。そういった新時代の問題に起因する健康障害の背景もあり、経済産業省が健康経営優良法人認定制度を創設したことも相まって、健康経営に注目する経営者も増えてきました。

しかし何から始めてよいのかわからないという経営者もいます。そういった場合には、外部サービスとなる健康経営サービスに職場の健康診断や産業医の派遣を依頼してみるとよいでしょう。